セールスライティング

セールスレターの書き方を例文付きで解説!事例の探し方も紹介

セールスレターの書き方を例文付きで解説!事例の探し方も紹介
この記事でわかること
  • セールスレターの構成要素
  • セールスレターの基本的な書き方と例文
  • セールスレターの参考事例の探し方

「効果のあるセールスレターの書き方が知りたい」「売れるセールスレターをお手本にしたい」そんな風に思ったことはありませんか?

商品やサービスを購入してもらうことがゴールとなるセールスレターは、無料のリスト取りなどの無料オファーと比較してユーザーに取ってもらう行動のハードルが高いため難しく感じてしまう方も多いようです。

そこで当記事では、セールスレターの書き方を例文を交えながら分かりやすく解説します。

セールスレターの基本的な構成要素もお伝えしていますので、この記事を読めばセールスレターの概要から効果の出る書き方まで理解できます。

セールスレターがうまく書けないとお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。

セールスレターとは

セールスレターの概要

セールスレターを書いたことがある方は、すでにご存知かもしれませんがセールスレターとは商品やサービスを販売することを目的とした文章のことです。

オフラインであれば新聞広告やDM、オンラインでは主にランディングページなどを指し、様々な媒体で使用されています。

セールスレターは、主に「キャッチコピー」「ボディコピー」「クロージングコピー」「追伸」の4つのパーツで構成されています。

各パーツに購買意欲を高めるためのあらゆる要素を組込むので、長文で作られていることが多いです。

なお、セールスレターは読者を購買行動へ導く必要があるため、それぞれのパーツにどのような要素を盛り込むかという点が特に重要になってきます。

 

【例文付き】セールスレターの基本的な書き方

【例文付き】セールスレターの基本的な書き方セールスレターの基本的な書き方は以下の通りです。

  • 【事前準備①】ターゲット決定・悩みの深堀
  • 【事前準備②】セールスレターで使用する素材集め
  • 【STEP1】キャッチコピーを作成する
  • 【STEP2】ボディコピーを作成する
  • 【STEP3】クロージングコピーを作成する
  • 【STEP4】追伸を作成する

ただし、実際にセールスレターを書くには、それぞれの要素にどのような役割があるのかを理解することが大切です。

ここからは、実際の例文を用いて書き方やそれぞれの役割を詳しく解説します。

【事前準備①】ターゲット決定・悩みの深堀

セールスレターは書き始める前のリサーチが非常に重要です。

なぜなら、売れるセールスレターを書くためにはターゲットの悩みを明確にして、読み手に刺さる文章を書く必要があるからです。

なので、まずは該当する商材のターゲットを絞り込み、その人の抱える悩みをできる限り洗い出しましょう

例えば「痩せたいと思っている女性」をターゲットとした場合、痩せて健康になりたいのか、異性に好かれたいのか、好きな服が着られるようになりたいのか、ターゲットの範囲が広すぎて悩みが絞り切れません。

一方で「産後太りを解消したい35歳の子持ち女性」とターゲットを絞りこんだ場合、出産前に着ていた服をもう一度着たい、子育てで忙しくジムに行く時間がないといった具体的な悩みや要望を想像しやすくなります。

このように、ターゲットを絞って要望や悩みを具体的に洗い出すことにより、読者の興味を引く表現や文章作成ができるようになります。

売れるセールスレターを作るためには、事前のターゲットの絞り込み・悩みの深堀をすることが大切です。

【事前準備②】セールスレターで使用する素材集め

2つ目の重要な事前準備は、セールスレターを作成するために必要な素材を集めることです。

ここで言う素材とは、お客様の声や競合他社と比較した自社の強みなど見込み客に自社商品をアピールするためのポイントのことです。

商品やサービスの特徴、説明をただ並べただけのセールスレターには誰も興味を持ってくれないので、あなたの悩みを解決するには自社の商品が1番適しているとアピールする必要があるのです。

具体的には、商品の情報やお客様の声、競合他社との比較情報などを細かくリサーチし、ターゲットに対して競合よりも自社商品が優れていることを証明できるような素材を集めましょう。

【STEP1】キャッチコピーを決める

事前準備が終われば、セールスレターの冒頭部分にあたるキャッチコピーを作ります。

セールスレターにおけるキャッチコピーとは、レター上部に位置し読者が最初に目にする文章のことです。

その先を読み進めてもらうための重要な役割を担っており、ターゲットの興味をぐっと引き付けるようなワードや表現を使って作成する必要があります

<例文1>

「100を切れないすべてのゴルファーへ
5ラウンド以内に80-90台にならなければ全額返金します。」

出典:7日間シングルプログラムver3.0

<例文2>

「親の私は英語を話せないけれど子供にはバイリンガルになってほしいと思っている方へ。」
「たった35日で私の子どもが英語を話し始めた!」

出典:【世界の七田式】子供向け英会話教材 『7+Bilingual(セブンプラス・バイリンガル)』

上記例文では相手が気にしている言葉やよく聞いている言葉を使っているというポイントにも注目していただきたいです。

例文1で言うと、スコア100というのは初心者と中級者の分かれ目となり、「100切り」というゴルフ用語があるほど多くのゴルファーが目標としている数字でもあります。

なので、「100切り」「100を切る」という言葉は、ほとんどのゴルファーが聞いたことや使ったことが多い言葉であり、100を切っていないゴルファーにとっては無視できないワードになります。

このようにターゲットが気になるであろうワードを組み合わせ「もっと詳しく知りたい」と思ってもらえるようなキャッチコピーであることが重要です。

【STEP2】ボディコピーを決める

続いて、セールスレターの本文となるボディコピーを作成します。

ボディコピーの役割は、商材に興味を持った読者に対してキャッチコピーの裏付けや具体的な解決策を提示して購買意欲を高めてもらうことです。

そのため、その商材が読者にもたらす未来(ベネフィット)やそれを証明できるデータ、権威性などを分かりやすく明示する必要があります。

<例文1>

「テーマを適応するだけで誰でも「なんとなくオシャレ。なんとなく綺麗。」になる。そんなテーマでも、一定の効果を見込めることは出来るかもしれません。しかし、突き抜けた売り上げを出すサイトや記事にはなりません。

また、どれほどオシャレでも、どれほど綺麗でも「ターゲット」や「目的」にあってなければ、全く効果のない「自己満足のサイト」になってしまうこともよくあります。

趣味のサイトであればそれでも良いかもしれません。無料のWordPressテーマで十分でしょう。

でも、本気で収益を上げたいならそれでは戦えません。

AFFINGERは売上を出すためにブログやサイトを始める方のための戦略的なWordPressテーマです。

ターゲットに刺さる尖ったカスタマイズできるサイトが作りたい
アフィリエイトで稼ぐためのサイト、ブログを作りたい
効果のあるお店や会社のホームページが作りたい
複数のタイプの異なるサイトを効率的に作成したい」

2021年に発表されたInfotop Affidemyではお陰様で「Good Contents(グッドコンテンツ)賞 第1位」「Most User(モスト ユーザー)賞 第1位 」含め全部門で受賞。インフォトップのWordPressテーマ 売上第1位 となりました。

出典:大人気!おすすめ WordPress(ワードプレス)テーマ

<例文2>

「超人気番組
「おはスタ」にも出演
1997年から現在まで20数年続く、
超人気!子供向けバラエティ番組にも出演

弱小チームが、6年生最後の大会で、なんと優勝!
ブラジルから帰国後、
竹内コーチは、サッカースクールを開校する。

当時は無名のサッカーコーチであり、
今のスクールの人気からは、全く考えられないが、
当初の参加者は数名であった。

しかしながら、その指導実績が評判を呼び、
口コミにより徐々に生徒は増加。

その噂は、サッカー業界でも話題に。

そして、現在でも絶大な人気を誇る、
テレビ番組「おはスタ」にも、遂に出演。」

出典:Brattoオンライン・サッカースクール

上記の例文はほんの一部ですが、これらのセールスレターではターゲットの悩みに対する具体的な解決策や、それらを実証するデータが書かれています。

例文1のワードプレスのテーマのレターで言うと、アフィリエイターや事業主は売上を上げたいという気持ちが強く、意識が高い人ほど普段からそのことで頭を悩ませています。

なので、「本気で収益を上げたいならそれでは戦えません。」「AFFINGERは売上を出すためにブログやサイトを始める方のための戦略的なWordPressテーマです。」といったように売り上げに対する悩みを解決すると明確に訴求しています。

ターゲットの悩みを十分に理解し、それらを解決できる要素を組み合わせることで読者の購買意欲を掻き立てるボディコピーを作成しましょう。

【STEP3】クロージングコピーを決める

ボディコピーを作成したら、セールスレターの締めとなるクロージングコピーを作成します。

クロージングコピーの役割は、購買意欲が高まった読者に行動してもらうための一押しをすることです。たとえ興味を持ってもらえても「後で購入しよう」「他の商材も見てみよう」とその場を離れられてしまうと、成約を逃してしまう可能性があるからです。

具体的には以下のような要素を取り入れ、購買行動を促すとともに購入に対する読者の不安をひとつずつ取り除きましょう。

クロージングコピーで取り入れるべき内容
  • 手続きが簡単であること
  • 特典などのお得感
  • 返金などのリスク保証
  • 希少性

<例文1>

通常、英会話学校に通えば、
わずか週1回・1時間のレッスンで
年間20万〜30万円ほどのレッスン料がかかります。

しかも、それだけ払って何年通っても、
実際に英語が話せるようになった人は、
ほとんど見たことがありません。

しかし、今回、私がお伝えする英会話上達法は、

・英会話上達に必要なビデオ学習が、自宅で、何度でも可能となり、
・これから、外国人と、無料・無制限に、何百時間でも英会話の練習が可能になります。

ここまでしっかりと読んで頂いたあなたは、
「真剣に英語が話せるようになりたい!」と
強く思っているはずです。

そうでなければ、ここまで、
私からのメッセージを読み込んでいないと思います。

私の希望は、ただ1つです。

あなたにも、最短の方法で、
英語が話せるようになって頂き、
英語の先にある「新しい未来」を、
1日でも早くつかんで頂きたい。

あなたには、1日でも早く、
英語が話せるようになって、
英語の先にある、本来、希望している
「新しい未来」を歩んで欲しいと、
心の底から願っています。

そこで、価格は、
49,800円(税込)とさせて頂きます。

この価格で、自宅にいながら
・英会話上達に必要な全ての情報
・そして、追加料金一切なしで、英会話を練習できる環境を提供します。

出典:hiro式・オンライン英会話スクール~自宅留学のすすめ~ | hiro式・オンライン英会話スクール

上の例文では、英会話学校に通う場合と比較してどれだけお得なのかという点や、1日でも早く希望の未来にたどり着いてほしいという緊急性を伝えることで、購入を後押ししています。

このように、クロージングコピーではその場で購入べき理由を明確に提示することが大切です。

【STEP4】追伸を決める

最後に追伸を使って、読者の重い腰をあげさせるための最後の一押しをします。

セールスレターにおける追伸は一番最後に位置するコピーのことで、キャッチコピーの次に読まれやすい要素であると言われています。

その理由は、文章というのは基本的に流し読みされやすく、最初と最後に書かれていることだけを読んで内容を理解しようとする人が多いからです。

なお、追伸には具体的に以下のような内容を含めると効果的です。

効果的な追伸の内容
  • オファーを簡潔にまとめる
  • 今購入すべき理由
  • 商材を購入することで得られるベネフィット
  • まだ伝えていなかった特典

このセールスレターの中で、読者に最も伝えたいことをまとめて読者の感情へ訴えかけましょう。

<例文>

今回提示をさせていただいている4,980円は特別価格です。

今でもこんなに安価で提供してしまっては、
それくらいの価値にしか思ってもらえないのではないか。

そんな葛藤の中にいます。

利益を度外視してこの価格で提供させてもらっていますが、

正直、どこまで「アフィリエイト革命」の販売を続けられるか、
私自身も分かりません。

つまり、
「いつでも手に入るものだし」
とは思わないでいただきたいのです。

あなたに今見ていただいているこのページも、
明日には消滅しているかもしれません。

とはいえ、無理して購入してくださいと言うつもりはありません。

しかし「アフィリエイト革命」を手に入れたことがきっかけで、
毎月安定的に30万円もの報酬が入り続けるようになるとしたら…。

手にするべきか、手にしないべきかは明白です。

あなたが本当に、
「アフィリエイトで報酬を得たい」と思うのであれば、

手に入れないという選択肢はないと思います。

あなたがこのページにたどり着いた意味を、
もう一度だけ考えてみてください。

販売終了の7月5日(水)23時59分を過ぎると、
二度とこの価格で購入することはできなくなります。

出典:アフィリエイト革命2017

上記の例文は追伸の一部ですが、具体的な表現で購入することのメリットや限定性を提示しています。

追伸は多くの読者が目にする要素であり、読者が購入するかどうかを決める大きな判断材料となります。

追伸だけを読んでも、思わず買いたくなるようなインパクトのある文章を書くことが大切です。

 

セールスレターの事例の探し方

セールスレターの事例の探し方

参考になるセールスレターは以下の方法で探すことができます。

参考とするセールスレターを探す方法
  • LPやセールスレターをまとめているサイトから探す
  • ASPのサイトから探す

実際のセールスレターを読んで構成を分析したり参考にしたりすることは、今後のセールスライティングにおいて非常に役立ちます。

ぜひ、多くの事例を読んで分析し活用しましょう。

LPやセールスレターをまとめているサイトから探す

一度にたくさんの事例を検索したい場合は、あらゆる広告がまとめているまとめサイトを使用するのがおすすめです。

まとめサイトは広告をカテゴリ別に検索できる場合が多く、自分の書きたいジャンルの広告を絞って検索することができます。

主な広告のまとめサイトは以下の通りです。

ASPのサイトから探す

ASPとは、アフィリエイターと広告主を仲介するサービスのことで、様々なアフィリエイト向けのセールスレターが掲載されています。

大手のASPに登録されているセールスレターは成果が出るように最適化されている場合が多く、参考になるセールスレターが探しやすいというメリットがあります。

主な大手ASPサイトは以下の通りです。

 

まとめ

今回は、セールスレターの主要な構成要素と基本的な書き方を例文を交えて紹介しました。

良いセールスレターを書くためには構成要素を知るだけでなく、競合やターゲットを徹底的にリサーチしたうえで、誰に何をどういった構成で伝えるのかを考えることが重要です。

参考にするセールスレターを探す時のコツとしては自分が「買いたい」と感情を動かされたセールスレターを参考にすることです。

なお、僕のメルマガではSEOライターやセールスライターなどライターの種類に関わらず、ライターであれば必ず参考になるセールスライティングやコピーライティングの情報を発信しています。

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